2026/07/10 10:16

スーパーへ行くと、
・アジは1匹200円
・サバは1匹500円
・マグロの刺身は1パック1,000円
など、魚ごとにさまざまな価格が付いています。
しかし、よく考えてみると不思議ではないでしょうか。
誰がその値段を決めているのでしょうか。
漁師でしょうか?
市場でしょうか?
それともスーパーでしょうか?
実は魚の価格は、一人の人間が決めているわけではありません。
今回は魚の値段が決まる仕組みを、水産業界の視点から分かりやすく解説します。
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結論:魚の値段は市場が決めている
結論から言うと、
魚の価格は
「需要と供給」
によって決まります。
つまり、
・欲しい人が多い
・魚が少ない
と価格は上がります。
逆に、
・魚がたくさん獲れた
・買う人が少ない
と価格は下がります。
魚の値段は市場参加者全員で決めていると言った方が正しいかもしれません。
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「まずは漁師が魚を獲る」
魚の流通は漁師から始まります。
漁師が魚を水揚げすると、
・漁港
・地方市場
・卸売市場
へ運ばれます。
この段階ではまだ最終価格は決まっていません。
漁師自身が自由に価格を決めているわけでもありません。
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「市場の競りで価格が決まる」
魚の価格を決める中心が競り(せり)です。
市場では、
・仲卸業者
・鮮魚店
・飲食店
・加工業者
などが魚を買います。
例えば今日、
マグロが10本しかないのに20人が欲しがれば価格は上がります。
逆に、
マグロが100本あるのに買い手が少なければ価格は下がります。
つまり、
市場での競争によって価格が決まるのです。
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「同じ魚でも毎日値段が違う」
魚の面白いところは、
毎日価格が変わることです。
例えばアジ。
今日は豊漁で大量に獲れた場合、
価格は安くなります。
しかし翌日、
悪天候で漁船が出られなければ、
同じアジでも価格は上がります。
野菜と同じように、
魚も自然の影響を大きく受けるのです。
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「天候は価格に大きく影響する」
市場関係者が毎日気にしているのが天気です。
例えば、
・台風
・強風
・高波
があると漁船が出港できません。
すると市場に魚が集まりません。
結果として、
魚の価格は上昇します。
実際に年末年始や大型連休前は、悪天候だけで価格が数倍になることもあります。
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「高級魚はなぜ高いのか」
クエやノドグロなどの高級魚が高い理由も同じです。
・漁獲量が少ない
・欲しい人が多い
からです。
例えばクエは、
市場に数匹しか並ばない日もあります。
そこへ高級旅館や料亭が買い付けに来るため、価格が高騰します。
つまり、
高級魚とは「珍しくて人気がある魚」
なのです。
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「マグロは特別な市場がある」
魚の中でも特に価格変動が大きいのがマグロです。
大型の本マグロになると、
1本数十万円から数百万円になることもあります。
仲買人は、
・脂の状態
・色
・身質
を確認して価格を判断します。
特に大間のマグロなどブランド魚になると、通常の相場を超える価格が付くこともあります。
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「スーパーの価格はどう決まるのか」
市場で仕入れた魚は、
その後スーパーへ運ばれます。
スーパーは、市場価格に
・輸送費
・加工費
・人件費
・利益
を加えて販売価格を決めます。
そのため、
同じ魚でも店によって値段が違うことがあります。
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「実は安い魚ほど儲かることもある」
意外ですが、
高級魚だから利益が大きいとは限りません。
例えば、
・アジ
・イワシ
・サバ
などの大衆魚は回転が速いため、結果的に利益を出しやすいことがあります。
一方、
高級魚は売れ残るリスクがあります。
魚屋やスーパーは価格だけでなく、売れるかどうかも考えて仕入れているのです。
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「まとめ」
魚の値段は誰か一人が決めているわけではありません。
価格を決めているのは、
・漁獲量
・天候
・需要
・市場での競争
です。
つまり、
魚の価格は毎日変わる「生きた相場」と言えます。
スーパーで魚を見るとき、
「なぜ今日は高いのだろう?」
と考えてみると、その裏には漁師、市場、仲卸、魚屋など多くの人たちの仕事が見えてきます。
それも魚を買う楽しみの一つかもしれません。